地図
California Seamless USGS Topographic Maps on CD-ROM NATIONAL GEOGRAPHIC 10枚入りCD。お値段は張るものの(約100ドル) これでカリフォルニアのどこにでもバーチャルトリップができる。もちろんプリントすれば 山で使えるし、GPSへのデータロードができる。このWebページで表示されている地図はこれを使って いる。


一般ガイドブック
The HIGH SIERRA peaks, passes, and trails R. J. Secor, The Mountaineers シエラ登山のバイブル。第二版になってから内容がますます充実。450+ページ の大作。まずはこれを買いましょう。
100 Hikes in California's Central Sierra & Coast Range Vicky Spring, The Mountaineers 日帰りハイクから縦走(バックパッキング)までをバランスよくカバーした本。各山行に 概念図と写真がついている。初心者にお勧め。
California's Fourteeners Stephen F. Porcella and Cameron M. Burns, Palisades Press カリフォルニアには15の14,000フィートを越える山があるのだが、それらを登るためのガイドブック。 ただし登山道がついているのは2峰だけ。のこりは3〜4級の岩場や雪が立ちはだかる。
Climbing California's FOURTEENERS 183 routes to fifteen highest peaks 同上 同じ著者で、こっちには多くの岩のルートが載っている。 またシエラ登山の歴史も書いてあります。岩をやらない吉野屋としては、そこを読むのが楽しい。
How to Climb Mount Whitney in One Day Sharon Baker-Salony, Dublin-Shore Publications 中高年がMt. Whitneyにデイハイクするための秘策を書いた本。トレーニング、軽装備が鍵。 読むだけで登っている気分に浸れる、のは登ったことがあるからかもしれないが。
Climbing Mt. Shasta Steve Lewis, PhotograFix Publishing 北カリフォルニアの独立峰シャスタを登るためのタクティクス本。 この本はよく売れているよう。吉野屋は「How to Climb Mount Shasta in One Day」 スタイルで登った。
Yosemite National Park Jeffrey P. Schaffer, Wilderness Press ヨセミテ公園のトレイルを網羅している。著者は地質学の博士号を持っているそうだ。 この本の部分部分が小さな本となり売られている。お勧めの一冊。地図が一枚ついて来るだけで 他のガイドブックのようにトレイルの概念図などは全くない。 頭の中に概念図を作るトレーニングになる。
Emigrant Wilderness and Northwestern Yosemite Ben Schifrin, Wilderness Press ヨセミテ国立公園の北に接するEmigrant Wildernessのハイキングガイド。上記の本の 姉妹本みたいなもの。Emigrantに行くときは必需の本。
Carson-Iceberg Wilderness Jeffrey P. Schaffer, Wilderness Press さらにEmigrantの北Carson-Iceberg Wildernessのガイドブック。本はあるものの 行った事がないのでコメントはなし。
Desolation Wilderness and the South Lake Tahoe Basin Jeffrey P. Schaffer, Wilderness Press さらにその北のDesolation Wilderness。レイクタホの西側にある。 以上の4冊はシリーズになっていると思われる。ところでここはハイカーがやたら多い。 残雪のある時でも結構人を見かけた。まあレイクタホのそばなので仕方がないかな、と。
Yosemite Trails Lew & Ginny Clark, A Western Trails Publication ヨセミテのトレイル案内書。バックパッキングや手近のハイキングコースが詳しい。 手書きのトレイルマップがなかなか味がある。愛用している一冊。
Ansel Adams Wilderness Ginny Clark, A Western Trails Publication ヨセミテの東側に接するAnsel Adams Wilderness。吉野屋としてはヨセミテより こちらのほうが険しくて綺麗なので好み。Yosemite Trailsの姉妹本といったところ。 ただこの本は買ったもののあまり使い込んでいない。
Tioga Tramps, Day Hikes in The Tioga Pass Region John Carrol O'neill & Elizabeth Stone O'neill、Albicaulis Press ここ2〜3年の間にじわじわと出回りつつあるガイドブック。Tioga Pass周辺のハイキング情報 が満載。著者はGrovelandの近くに住んでいるとの事。初めてTioga Pass周辺を探訪する人には お勧めの本。我々もハイキングのアイデアを得るのによく利用している。
Cross Country Skiing in Yosemite Tim Messick、Chockstone Press もう4〜5年も前に買った本だが、今シーズン(2003〜2004冬)やっと使うことができた。 Badger PassやCrane Flatのコースをはじめ、Hoffmann、Tuolumne、 Trans Sierraツアー等の情報が書いてある。この本の一部がBadger Passで案内地図として 売られていた。
Hiking Trails of Lassen Volcanic National Park George P. Perkins, 出版社不明(ISBN 0-9613144-0-0) 北カリフォルニアにあるラッセン国立公園のハイキングガイド。2度ほど使用。
Ski Tours in Lassen Volcanic National Park Marcus Libkind, Bittersweet Publishing Company 同じくラッセン国立公園でのXCスキーハイキングガイド。ここはヨセミテほど 景色はよくないが雪がやたら多い。冬は一度ほどスノーシューハイキングをしただけ。 今度はXCスキーで行ってみたい


紀行・ジャーナル
The Mountains of California John Muir, Ten Speed Press 実を言うと前半と後半の一部(木の話)しか読んでいない。堅苦しいので どうしても疲れて投げ出してしまう。何度かキャンプにも持って行ったが 直ぐ寝てしまった。唯一面白いのはMt. Ritter初登頂のところ。
My First Summer in the Sierra John Muir, Houghton Mifflin Company 1869年夏に羊の面倒を見ながらヨセミテに行ったときの事をジャーナル風に書いている(1911年出版)。 Crane Flat付近にたどり着くまでが長く(本の30%近くを占める)、だれる。渓谷の底へは人に会うため Indian Creekを下り立ち寄っただけ。メインの話はNorth リムを通りTenaya Lake、Tuolumne、Mono Lakeと向かう Mono Trail沿いでのこと。書き方は「The Mountains of California」に比べ洗練されていると思われる。 木と動物の話が多め。
A Journal of Ramblings Through The High Sierras of California Joseph LeConte, Yosemite Association Muirの友達Le Conteが初めてシエラに学生と行ったときのジャーナル。 Muirと一緒にTenaya Lakeの横で月を見たらしい。今読んでいる最中。 (注:タイトルのSierrasは原題どおりです)
Close Ups of the High Sierra Norman Clyde, Spotted Dog Press シエラの山を語るとき必ず出てくるのがこの人ノーマン クライド (1885-1972)。 彼の書いたジャーナルを集めた本。彼のような人生を送れたらと思うのはTだけか? シエラ登山家必読の書。
Up and Down California in 1860-1864 H. Brewer, University of California Press Whitney測量隊のメンバーBrewerのジャーナル。かなり厚い本(500+ページ)。 測量隊がYosemite付近に入ったところしか読んでいない。そのうち読破したい。
Mountaineering in The Sierra Nevada Clarence King, Bison Books Whitney測量隊のメンバーClarence Kingの登山記。これを読んで去年(2003)Mt. Tyndallに 登ろうとした。今年こそは登りたい。
ジョン・ミューア・トレイルを行く 加籐則芳、平凡社 唯一ある日本語で書かれたシエラの本。著者の観察眼の細かさには脱帽。 まさにジョン・ミューア・トレイルを歩いている気分になれる。 シエラに興味を持った人は是非、読んでみましょう。 ただトレイル上だけしかたどっていないので、もっと綺麗なところを見逃しているのが残念。


歴史・学術本
Glaciers of California Bill Guyton, University of California Press Californiaの氷河に関する本。シエラに行く楽しみが増える本。 Yosemite ValleyやHoffmann、Conness、Dana氷河周辺の事が色々と書いてあり、 行く前には読みかえしておきたい。John MuirとJ. D. Whitneyのヨセミテ論争の 章は歴史の勉強にもなる。
The Geological Study of Yosemite National Park N. King Huber, Yosemite Association Yosemiteの地学をわかりやすく書いた本。いくつもの貴重な写真や珍しい地形の写真がある。
History of The Sierra Nevada Francis P. Farquhar, University of California Press 膨大なる量の参考文献を元にまとめ上げられた最もお勧めの一冊。もう一冊買って車の中にでも 入れておこうかと思うくらい。各章についている参考文献のリストを見るだけでも楽しい。
Place Names of the Sierra Nevada Peter Browning, Wilderness Press 地名辞書として使用。


写真集、その他
Time and the Tuolumne Landscape Thomas R. Vale & Ceraldine R. Vale, University of Utah Press Tuolumne周辺の昔と現在の写真を比べた本。同じところで撮影しているので 月日の流れによる地勢・地形の変化がよくわかる、味のあるモノクロ写真集。
Gentle Wilderness David Brower, Arrowood Press Muirの「My First Summer in the Sierra」を編集し写真を挿入した本。 何故かMt. Whitneyに登る前日、この本を担いでトレイルの偵察にいき、途中で少しばかり読んだ記憶がある。 30年位前に作られた本の再販なので写真に古さを感じる。たまに本屋で安く売られているのを見かける。
The Yosemite Galen Rowell, Yosemite Association 今は故き(ヨセミテクライマーとしても有名だった)Rowellの写真集。 上の本と同じようにMuirの本「The Yosemite」に自前の写真をはさんで構成となっている が、こちらは著者による序章が長く、各々の写真に自分の解説を入れたりしている。 並の体力の写真家では行けないようなところで撮った写真がかなりある。 この本は彼が飛行機事故で亡くなる1週間前、BishopにあるMountain Light ギャラリーで買ったサイン入りのもの。
The Yosemite Book Josiah Dwight Whitney, Octavo 1869年に出版された、Whitney測量隊のWhitney教授によるヨセミテ案内の本をCDにしたもの。 文体は少々堅苦しいが、簡易な英語で書かれている。Watkinsにより撮影された写真が 入っており、現在のヨセミテとの違いを感じる。