Route 395のBridgeport付近から西の方を見ると、鋸状の山々が見える(下)。これはSawtooth Ridgeと呼ばれ Yosemite National ParkとHoover Wildernessの境界線の一部を成している。今回はこの辺を偵察して見ようと、 またSonora Passを越えてやってきた。まずはBridgeportの南のはずれにあるRanger Station (Toiyabe National Forestを管轄)に立ち寄り、Lake Tamarack トレイルの許可証を発行してもらう。 Ranger のBobはフリーモントのオロー二カレッジで写真を教えていたと言う、世の中は狭い。
歩き出したのは3時すぎ。地図もよく見ずに歩いたので間違った道を とり、意外と時間がかかってしまう。つらい登りも終わったころには、雲が出はじめてきて そのうち雨がぱらぱらと降ってきた。 「雨具は重いからやめよう」などと、かなりいい加減な心構えで来たので、雨宿りをするはめになる。 | |
Tamarack Lakeに着いて天場を設営していると、遥かかなたで羊の鳴き声がした。 はじめのうちはのどかだなーと思っていたが、 次第にその声が大きくなり、声の数も増えて来たので、水汲みのときに山の上のほうを見上げてみたら、 少なくとも500頭もの羊がまとまって下りてくるのが見えた。 「あれがまっすぐ突っ込んできたら、群れにテントがつぶされるかもしれない!」とびびりはじめたが、 賢い牧羊犬に寄り道をしないように叱られつつ、羊達はテントのすぐ横を通り過ぎていった。 | |
持ち上げたビールで乾杯。今回フォスターはやめてサッポロビール500ml缶三本。 雨空は晴れ上がり、いよいよ冷え始まってくる。焚き火がありがたい。 |
翌朝7時,TはSawtooth Ridgeを見る為に、Crater Crest上の無名峰(11000+ft.)を目指す。 Aは焚き火の見張り。道なき道をどーっと登り尾根に出るとその反対側に突然ぎざぎざ山がみえた。 ここで一番ポピュラーなのはマッターホルンピーク(写真中央やや右)。 |
下りは天場めがけてがれ場をザザーと駆け下りてきた。すでに焚き火と読書に飽きたAは テント撤収、パッキングを終えいつでも帰れる状態。湖で記念写真を撮って出発。 |