Tamarack Lake
9,660 ft
Hoover Wilderness (Toiyabe National Forest)

2002年 8月31日-9月1日

Route 395のBridgeport付近から西の方を見ると、鋸状の山々が見える(下)。これはSawtooth Ridgeと呼ばれ Yosemite National ParkとHoover Wildernessの境界線の一部を成している。今回はこの辺を偵察して見ようと、 またSonora Passを越えてやってきた。まずはBridgeportの南のはずれにあるRanger Station (Toiyabe National Forestを管轄)に立ち寄り、Lake Tamarack トレイルの許可証を発行してもらう。 Ranger のBobはフリーモントのオロー二カレッジで写真を教えていたと言う、世の中は狭い。




歩き出したのは3時すぎ。地図もよく見ずに歩いたので間違った道を とり、意外と時間がかかってしまう。つらい登りも終わったころには、雲が出はじめてきて そのうち雨がぱらぱらと降ってきた。 「雨具は重いからやめよう」などと、かなりいい加減な心構えで来たので、雨宿りをするはめになる。
Tamarack Lakeに着いて天場を設営していると、遥かかなたで羊の鳴き声がした。 はじめのうちはのどかだなーと思っていたが、 次第にその声が大きくなり、声の数も増えて来たので、水汲みのときに山の上のほうを見上げてみたら、 少なくとも500頭もの羊がまとまって下りてくるのが見えた。 「あれがまっすぐ突っ込んできたら、群れにテントがつぶされるかもしれない!」とびびりはじめたが、 賢い牧羊犬に寄り道をしないように叱られつつ、羊達はテントのすぐ横を通り過ぎていった。
持ち上げたビールで乾杯。今回フォスターはやめてサッポロビール500ml缶三本。 雨空は晴れ上がり、いよいよ冷え始まってくる。焚き火がありがたい。
翌朝7時,TはSawtooth Ridgeを見る為に、Crater Crest上の無名峰(11000+ft.)を目指す。 Aは焚き火の見張り。道なき道をどーっと登り尾根に出るとその反対側に突然ぎざぎざ山がみえた。 ここで一番ポピュラーなのはマッターホルンピーク(写真中央やや右)。
下りは天場めがけてがれ場をザザーと駆け下りてきた。すでに焚き火と読書に飽きたAは テント撤収、パッキングを終えいつでも帰れる状態。湖で記念写真を撮って出発。