Mt. Hoffmann の北側で避暑キャンプ



Yosemite National Park
2003年9月13日-9月14日

残暑(インディアンサマー)がやってきた。土曜日までベイエリアはかなり暑いとの予報。 ということで土曜の夜は、先日新調したものの出番のなかった居住性のよいテントをかつぎ、山で涼もうと決める。 行く先はMt. Hoffmannのすぐ北側の10,000フィートほどの小さな高原地帯。 May Lakeトレイルヘッドから入り、湖の西岸を登って峠(北緯37度51.130分、西経119度30.289分)を越えて行く、 (峠へのルートはつい先週Tが通った)片道2時間弱ほどのお手軽コースだ。


正午過ぎに公園のBig Oak Flatゲートに到着し、Wildernessの許可証発行オフィスに立ち寄る。 ところがオフィスは1時15分まで昼休みとのことで、駐車場で1時間ほど待つことになる。この間、荷物の準備などをして時間をつぶす。 1時半にようやく許可証を取得し、車のエンジンを再始動。ところがTioga Roadの途中で酒のつまみなどを持ってこなかったことに気づく。 White Wolfに立ち寄って、ビーフジャーキー等を買い込む。なんやかんやでトレイルヘッドを歩き始めたのは2時半。しかし今日は お気楽ルート。May Lakeまではたかだか1.2マイル、1時間弱ほどでMay Lakeの北岸を通り抜け、斜面の登りに入った。


峠からはなるべく高度を落とさないように、北西方面に見える小さな台地に向かってトラバースしていく。 突然声が聞こえたので下のほうを見ると、3人ほどのパーティーがHoffmannの直ぐ北の湖(峠の真西)のそばでテントを 張ろうとしているのが見えた。台地には2つほどの小さな湖があった。荷物を置いてうろうろした後、 大きな方の湖(北緯37度51.408分、西経119度30.692分)の方が水が澄んでいたので、ここのそばに今日の天場を決める。 真正面にMt. Hoffmanの北壁が大きく見えていた。


テントを設営した後は、まず湖で水を作り顔を洗う。 あとはHoffmannをつまみにビール、バーボンを飲みつつ夕食の準備を始める。 

Yosemite Creek付近での人口火災による煙(写真左)で、夕日の色はだいぶ赤みがかっていた。 この頃にはすべての雲は消え去り快晴状態。今日の天場は10,000フィート地点なので焚き火はご法度。 8時半には暗闇がおとずれ、外で寝袋にくるまりバーボンをちびちびやりつつ、天体観測が始まった。 冷えてきたので、9時過ぎにテントに引き上げる。
翌朝は6時起床。ゆっくりと朝飯を作り、再び峠を越えて帰途に就く。 写真は峠を下っていくA。中央はMt. Dana、右にはCathedral Peakが見える。 (ここまでAは調子よく行動していたが、May Lakeに下る岩場で岩の上の草を不用意に踏んですべり、足首をくじく。 腫れてくる前に下ってしまえとがんばって歩き、無事車にたどりついたのであった。勿論車の中でAのくるぶしは2倍ほどに 腫れあがった。)