Bald Mountain
7,261ft.
Yosemite National Park

2004年2月8日

7年ぶりに買いかえたTの登山靴が金曜日に届いた。早速ブレイクインをする為、あまり歩かずにすみそうなBald Mountain(写真下、Ackerson Meadowから望む)に登ることにした。この山はSmith PeakとAspen Valleyの中間、何のとりえもないようなところにある。しかし最近はじめた“測量用マーカーのある山頂探訪”のため、Yosemiteの中でどうしても登らなければならない山のひとつだ。Ackerson Meadowのすぐ北にある林道を使いアプローチ、あとは樹林帯の中を藪漕ぎ覚悟で上り、頂上を目指す予定。7時半行動開始、天気は快晴で気温は華氏15度と冷え込んでいる。

スノーシューをつけて1時間強ほど林道を進みピークの真西に達する。そこからは山火事で焼けただれた樹林帯の中をひたすら上る。藪漕ぎこそないものの、所々出てくる倒木越えはなかなか大変だった。

出発から4時間近くで頂上直下の雪面に達する。ここまでずっとＴがラッセルしてきたが、Ａはここで初めて当番になる。当然Ｔは足が疲れきっており、追いつけなかった。まさに美味しいとこ取りのＡ。

頂上から西北西の方を見る。この山、全く無名ではあるものの意外と展望がきく。南方にはBadger Passのスキー場、Clark、Hoffmann山群がよく見えた。行動中は薄着ですんだが、さすがに５分もじっとしていると冷えてきたので、この後直ぐジャケットを着込んだ。手前の雪が異常に払われてているのは測量用マーカーを探そうとした努力の跡。そこにはなくＴがガッカリしていると、別の岩の上(Ｔの足元付近)にあるのをＡが発見した。

北方面を望む。左側、Smith Peak越しにTower Peakが見える。右はSawtooth山群。

上りはジグザグで登ってきたが、下りは一気に最大傾斜線を下っていく。 4時間かかった登りであったが下りは2時間半弱しかかからなかった。Ｔは下りで足に靴擦れを作ってしまうものの、登頂の二つの目的も果たせ、大満足で帰路についたのであった。

測量用マーカーのある山頂：
Mt. Dana、Mt. Hoffmann、Smith Peakに加え、今回のBald Mountainで4個目の撮影に成功。 Conness、 Lyell、Clouds Restの頂上にもあったようだが、写真には撮っていないのでまた登らなければ… 手元の地図によると公園全域に散らばっている。ただ測量目的なので、見晴らしが効いたある程度登りやすい山頂にのみあるようだ。