Wapama Fallsの落ち口付近
5,469ft.
Yosemite National Park

2004年4月11日

2002年の秋、Hetch Hetchy Domeに行ったときに水が枯れていたFalls Creekを 雪どけのシーズンに訪ねてみることにした。秋のアプローチは視界の悪い藪漕ぎルート であったが、このシーズンは木々の葉も未だ生えておらず、遠望が利きすんなりと進めた。



7時40分出発。リムへの上りは一月前に来たときと違い、路面上の流れ水やリム付近の雪は消え去っていた。 湖面近くではルピナスの花が咲きはじまっている。Lake Eleanor方面への分岐点から5分も行ったあたりで トレイルをはずれ、Hetch Hetchy Domeめざし進んでいく。所々に雪が溶けたあとにできたと思われる池や湿地帯があった。 Falls Creekが近づいてくるころ、小ぶりの岩山が南側に見えてきた。なんとなく気になるので 回り道をして登ってみた。すると、湖がばっと目の前に広がった。


岩場を東の方に進んでいくと岩壁の縁に出た。恐る恐る覗き込むとWapama Fallsの下部が見えた。 および腰で縁まで進み、脚をたらしてみる。地図によるとここから湖面まで約1,700ft.の高度差があるようだ。 Wapama Fallsの落ち口に架かる橋が見えている。Yosemite Pointに対抗し、(勝手に)ここをWapama Pointと名づける。 突然の訪問者にあわてたイワツバメが辺りを飛びかい、我々をキーキーと威嚇している。


岩壁の縁沿いに進みWapama Fallsの落ち口に達する。ここからは足元から湖面までの滝の全容が眺められた。 水は轟音を立てて落ちていく。飛び込めば、白い泡に乗って下まで楽に滑り降りられるのではないかという気がした。


充分滝のエネルギーと高度感を堪能したあとはFalls Creekを上流めざし進んでいく。 前回着た時の枯れ沢がうそのように水はCreekに溢れている。 沢沿いを進んで行くが、やがて小さな滝が現れてきて行き止まりとなったので、ここで引き返す事にする。


ダムに戻ってきた(1時半)ところでWapama Fallsの写真を撮る。 覗き込んでいたのは滝の左側の岩壁の上。Hetch Hetchy Domeは滝の右側。 Day UseとOvernightの駐車場は珍しく車で溢れ返っていた。 Hetch Hetchyの入り口で渡されたパンフレットと比べると、Tueeulala滝(左)の水量がほとんど無いので、 最盛期はこれからのようだ。