Mt. Conness
12,590ft.
Yosemite National Park

2004年7月17日

測量用マーカーの写真を撮るために、6年ぶりにMt. Connessに登ることにした。 早朝のTioga Road(特にYosemite Creek付近)はGlacier Point付近の山火事の煙が流れ込み、 焦げ臭く遠望もあまりきかなかった。 ともあれ、今年初めてTioga Passを越えSaddlebag Lakeへの道に入り、 7時45分にはトレイルヘッドの始まるSawmill Campgroundに着いた。



車を降りた途端、今年初めて蚊の集団攻撃にあう。急いで蚊よけ止め入りのサンスクリーンを顔・首筋・ 腕に塗り、あとは服の上からスプレーをかけ防御し、8時前行動開始。 トレイルはSawmill Creek Campgroundの中をぬけ、White MountainとMount Connessの間の谷を進んでいく(写真)。 やがてトレイルは自然消滅、あとは写真中央の山(Connessの前衛峰)めがけ斜面を登っていく。


11,000ft.付近には、ひっそりとAlpine Lakeが隠れている。 海抜0mから突然やって来てすぐ登り始めると、 このあたりの高度から空気の薄さの影響が出始まる。ここからはConnessのコルのある 前衛峰の右側の平らな稜線(東尾根)めざしガレ、ザレ場を登っていく。


Alpine Lakeを振り返る。後方はPeak 12,002(左)とWhite Mountain(右)。


Connessのコルから東尾根の急斜面を登ると、頂上の台地にポッとでる(写真)。  頂上のブロックが右に見えている。朝はそれほどでもなかった 山火事の煙がYosemite Valleyの方からかなり流れ込んできて、視界がかなり悪い。 本来ならCathedral RangeとGlen Aulin方面がくっきりと見えるはずなのだが…残念。


頂上直下、両側はかなりキレ落ちていているが、2度目ともなると あまり緊張せずに登れる。


頂上に着いてすぐ測量マーカーを探し回るが見つからない。 めぼしい石はすべてひっくり返したが、それでもなお見つからない。 コンクリート跡があったので、誰かがはがして持っていったようだ。ひどくガッカリする。 せめてもと、頂上から7メートルほど離れたところにあるリファレンスマーカーの写真を撮って よしとする。レジスターボックス内の記録帳は二年前までしかさかのぼれない。 この山がかなりポピュラーな事がわかる。写真はNorth Peak(左)、Conness Lakes方面。 はるかかなたの双耳峰はDanderberg Peak。


その証拠?にやがて14人ほどの大パーティがかなりのスピードで登ってきた。 大人二人を含む高校生のトレイルランナーたちだ。 トレイルランニングシューズ、ハイドレーションパック、短パンという超軽装。 ハーフドームも2時間くらいで登ってしまうのではないだろうか。ひたすら感心する。 40分も経ったところで下る事にした。途中で雷がなり始める。 トレッキングポールをもっているのでこれはまずいと、樹林帯を目指し必死に下った。 急いだおかげで2時にはTHに戻ってきた。