Quarter Dome
標高 8,316ft.
Yosemite National Park

2005年4月2日

久しぶりにヨセミテ渓谷へ出かけてきた。今日は積雪の様子を見るため、Quarter Domeにでも行ってみる予定。セントラルバレーの草原は既に盛りを過ぎて、気持ち黄味ががってきたが、Merced川沿いの140号はこれから春という感じだった。桃色の綺麗な花をつける木が道路沿いにたくさん生えていた(名前は不明)。


雪は谷底には全くなかったが、北向き斜面やリムの上にはかなり残っている。9時前にトレイルヘッドを出発、Mistトレイルを登っていく。Vernal Fallの水量は有るものの、霧の勢いはまだまだ。滝を越えて進んでいくと橋が出てくる。ここを渡るとAはなぜか右折し、道のない尾根状のところに進みこんでしまった。Aがついてきていないのに気づいたTはトレイルを引き返し、最後に見かけた橋まで戻るが、どこにもいない。100mの間のトレイルから忽然と消えてしまった。2度ほどトレイルを往復しているとAが登ってきた。本人曰く、橋を渡ったすぐ横にトイレのサインがあったので、ついついそれに惑わされ、トレイルをはずれて登っていったとの事。このミニ遭難騒ぎで10分ほどロス(Aが最後にここを歩いたのは2001年)。

Nevada Fallの横を登ると雪がトレイルを所々覆い始めた。Little Yosemite Valleyでは雪道歩きとなってしまう(写真はHalf Dome)。谷底からHDトレイルを登っていく。半分ほどは雪に覆われていた。去年の今頃は完全にドライだったのだが… ペースが落ちていたAはJMTとHDトレイルの分岐点でギブアップを宣言したので、Tは単独でQuarter Domeの往復をすることにした。ここでスノーシューを装着。

幸いな事に、前日(?)に着けられたスノーシューの跡がありそれを辿っていけた。Clouds Restへと向かったようである。途中で外れ、Quarter Domeを目指し真北へと進んでいく。1時間強ほどで着き、久しぶりの山々の景色を堪能する。しかし、今年は雪が多い。天気も崩れ始める気配、明日はまた嵐が通過するらしい。

Tenaya渓谷、Mt. Hoffmann、Tuolumne Peak方面を見る。

ちょうど2時間で戻ってきた。後は休まず、THまで一気に下る(写真はHDトレイル)。Little Yosemite Valleyでスノーキャンプをする覚悟のバックパッカー6人に出会う。Nevada Fallそばのトレイルの交差点に着くと、突然人でにぎわい始めた。