Stanislaus Wilderness Volunteer Annual Meeting

Sonora

2006年4月29日




いよいよWildernessのシーズンが始まり、Sonoraの町で恒例の年度始めの会合が開かれた。 会場はリタイアメントコミュ二ティーの集会場を借りきって行われる。7時45分に到着し、 テーブル、椅子などを並べる。9時に開催、まずは全員(60名)の自己紹介に始まり、10時からは、 特別招待スピーカーRoyal Robbinsによるスライドショーがあった。ヨセミテでの岩登り、シエラネバダでのカヤッキングの話をする。 遥か昔、Tが日本で岩登りらしきことをしていたときは、すでにRobbinsは第一線から引退し、伝説の存在であった。 確か当時はヨセミテスタイルの岩登り、道具などが流行ろうとしていた。この日のためにRobbinsの書いた古本を取り寄せ、 後でサインをしてもらった。





興奮が冷めやらないまま、11時半から、ミーティングの続きが始まる。 まずは(ボランティアのMike D.らにより)開発された、パトロール情報入力システムの新機能の説明がされる。 このシステムは去年から試験的に運用されており、それを基にしたWildernessの使用状況の解析結果なども見せられる。 FSのBob Wetzel曰く、かなり強力な管理計画のためのデータになるらしい。近い将来には、地図・GPS情報ともリンクし、 キャンプ地のモニターなどにも応用が出来るようになるらしい。ということで、GPSはほとんどパトロールの必需品になりつつある。 またこのシステムをPCTの管理にも使えないかという話が出ていた。 午後はForest Serviceのマネジメントが登場し、質疑応答などが行われる。今年は、 Stanislaus National Forestのトップ(Forest Superviser)Quinnが登場。このレベルになるとワシントンで仕事もあり、 かなり連邦の法案、FSの歴史などにも詳しい。Wilderness管理の重要性はわかっているものの、 残念ながら予算は一番少ないと説明、エーカー当たり数セントという程度らしい。 組織間の障壁をなくしたいと強調、"Wilderness does not stop at the boundary of administration"といった感じのことを話す。 そのせいで、El Dorado National ForestのMeyer女史(多分District Ranger長)が招待されていたのかと納得。 そういえば去年、境界を接しているYosemite NPと、Stanislaus NF(Emigrant Wilderness)とで、 焚き火をしてよい標高が異なるのはおかしいので、NPSと話を進めろとのメモをがQuinnから出ていたことを思い出した。 QuinnにレポートするSummit Ranger District長のCaldwellは、最近Forest Serviceの方針のシフトを感じると話す。 これまではdoingであったが、facilitating(=getting people to work together effectively)の組織になろうとしているとコメントをしていた。 その意味で、FSはボランティア活動などに全面協力しいくと説明。もちろんQuinnは、FSの仕事は伐採を含み多岐にわたり、 ボランティアといっても、Multiple Land UseというFSとの共通の見解を持ってほしいと要所を押さえる。 その後は、無線システムの変更事項の連絡と重要プロトコルの復習。そして、Law EnforcementのHeather女史が再登場し、 不審者目撃の際の注意事項を再確認。ここでも、GPSの座標を記録することが勧められる。 最後はボランティアー組織の代表などの入れ替わり選挙などを終え、5時半、お開きとなる。



もらったWilderness Permit。今年はこれを持ち歩き、不所持パーティーに、Winderness内で発行する。



数日後、感謝状なるものが送られてきた。Tom Quinnの直筆サイン入りだった。