Kibbie Ridge
Stanislaus National Forest/Yosemite National Park
2006年6月3日
たまには前の晩にTHまで来てオートキャンプ、朝早く起きて行動するつもりだったが、
夕食を食べたら急に気力が失せ、いつものように早起き日帰りのパターンとなってしまう。7時すぎ林道を走っていくと、
鹿、狐、熊などが前を横切っていく。THには15台ほどの車が止まっており、シーズンを感じさせる。
連休後のBear Boxの様子が気になったが、意外にもごみは増えていなかった。
ネズミがいたBear Box(上)もしっかり使われている。実情を知るものとしては、絶対に使いたくない…
Kibbie Lakeへの分岐点を過ぎると、トレイルに残る足跡は二人分だけとなる。
ほとんどがヨセミテ(Kibbie Lake)側に入ったことになる。2時間強で雪線に達する。
Backpacker二人の足跡はすぐ見失ってしまった。
雪の中を50分ほど進むと、Mercer Peak(8,096ft)が見え出してきた。
。
頂上からEmigrant Wilderness(Stanislaus National Forest)とYosemite Wildernessの境界方面を見る。
トレイルの雪は後2週間もすれば、ほとんど消え去ってしまうだろう。
パワーバーなどの行動食に飽きたので、今回は(朝食込みで)米3合分のお握りを持って行動。
頂上にあったマーカー。ここにYosemite National Parkの境界が設定されたのは1905年のようだ。
よく見るとForest Reserveと書いてある。広大なForeset Reserve(森林保留区)は、
1905年に内務省から農務省の管轄下となる。その管理のために設立されたのが、
Giford Pinchotを初代局長としたForest Service。数年後、Forest ReserveはNational Forestと名称が変更される。
30分ほど頂上で遊んでから戻る。途中三人のバックパッカーに会った。しばらくしてトレイルをはずれ、クロスカントリーBackpackingをしていくつかの
湖周りをするとのこと。半分ほど下ってきたところで、Cherry Creekを覗き込める岩場に立ち寄る。このとき、本日二匹目の熊を目撃。
Creekの水量は、寒かった先週とうって変わってぐんと増えている。
ビデオ(11MB):
Cherry Creek を撮影中に無線が入り、なんとなくドキュメンタリーのようになってしまう(結構気に入っている)。
この頃、どこかで誰かが木を無断で伐採しているのが目撃され、FSのLEやシェリフなどが出動する騒動がおきていた。
今日は他にもTexasから娘を誘拐した母親(アメリカではよくある話)の事件騒動もあった。
途中で生えていたキャベツ大の野草。表面がやわらかくてきれいだったので撮影。
THまで数百メートルのところで、単独で登ってくるバックパッカーに出会う。どこに行くのと訪ねるとCherry Creekだという。
全く行き先が違っている。許可証を訪ねると「あ、車に忘れた」と言う。一緒にTHに戻ると、
一応YosemiteのWawonaで発行されたものを取り出して見せてくれるが、行き先はKibbie Lake。
思わず、どうしてこんなところで手に入れたのと聞くと、Fresnoに住んでいるのとのこと。いろいろ話をしていると、どうも地形が全くわかっておらず、
おまけに地図もない。ので、持っている地図をあげて見送る。その後、最後に残されたBear Boxの掃除をしていると、ハイカーが下ってきて、
どこまで行ったのと話しかけてきた。Tの後を追って登って行ったらしいが、雪が出てきたところで断念、引き返し休んでいるところをTが
下っていったとのこと。彼もしょっちゅうこのあたりに来るらしく、2週間前にもTの車を目撃していたとのこと。THは狭いなと関心。
また2週間後にトライするとのこと。
Cherry Damの西側のKiosk(検問所みたいなもの)がついにオープンし、NPSのスタッフとボランティアがいた。立ち止まって話をしていく。
Lake Eleanorにはすでに二人のレンジャーが入っているとのこと。Kibbie Lakeにパトロールに行くのと聞いたら、
まず行かないのことだった。 Kibbie Ridgeの雪の様子などを教えて分かれる。ごみをGroveland Ranger Stationに捨てて、
簡単なメモを残し帰途に着く。